ジロは、すごく偏食です。
嫌いなものは、
野菜全部、果物ほとんど、生の魚・・・
つまりフレッシュなものはみんな嫌いです
私立小学校はお弁当だったので、
公立小学校に転校するとき、
心配事は山ほどあったのですが、
その一つは「給食」でした。
お弁当はいつもワンパターンでした。
ウィンナーorチキンナゲット、たらこパスタ、卵、
トマトとブロッコリー(ほんのちょっと)、チーズ、おむすび。
だから、バラエティ豊かな給食なんて、
絶対無理、と思っていました。
でも、ジロからの苦情は一切出ず、
毎日楽しく学校で給食を食べているようです。
「学校で楽しいのは給食の時間。
やった~~~!!!給食だ~~!っていう気持ち」
とまで言います。
一体どうなってるんだ・・・
先日、給食室からのお手紙で謎の一つが解けました。
なんと、給食は、果物以外、
全て加熱しているそうなのです
(食中毒がこわいから。サラダも)
そして、二つ目の謎も昨日解けました。
↓
☆
昨日、将来なりたい職業の話をしました。
ジロ 「お母さんは?」
私 「お母さんはもう大人だからなりたい職業とかないよ~」
ジロ 「そんなこといわないでさ。
見ている人に感動を与えようとか思わないの?」
私 「は?・・・ジロは思うわけ?」
ジロ 「思うよ~~~。超がんばってみんなに感動してもらいたい」
私 「そうなんだ。へ~~~いいじゃん、頑張って。」
ジロ 「お母さん、ご飯を給食の先生みたいに作ったら?
僕、いつも、給食食べながら感動してるんだ」
私 「・・・・・・」
ジロ 「給食、超おいしいんだよ。なんでこんなおいしいんだろう。
給食の先生って、ほんと天才だなって思う。
藤井六段(将棋の)と同じくらい天才だよね」
私 「・・・・・・。え、なになに?お母さんのご飯よりおいしいってこと?」
ジロ 「うん。それはそうだよ。
・・・・・・、お母さんのももちろんおいしいけどさ~」
最後フォローありがとう。
でももう、キミのいいたいことはすべて私に響いたよ・・・
給食の先生、確かにすごい。
数人で900人分の給食を作るだけでもすごいのに、
偏食で凝り固まった自閉症児に、
感動を与えられる食べ物を毎日作るなんて。
偉大過ぎる
とりあえず私も過熱したサラダを作ってみよう・・・
こんなにバラエティ豊かなものを食べてるとは!!