こんにちは♡
マレーシア在住、美帆です!
読んでくださってありがとうございます
 
子育てや教育を中心に、
またそれ以外でも「私」の考えたことを
書いています。
 
 
我が家の家族はこちら
夫 日系会社員。単身赴任中😢
 
長男と長女はマレーシアにある
ブリティッシュ系インターナショナル校の寮で
生活しています。

昨日の記事で、
発達障害の特徴は誰しも「そういうところがある」と当てはまる。
「困難を本人や周囲が感じているかどうか」が障害かそうじゃないかの差、
と書きました。


では、「困難を感じる」とはどういうことか。
これも記事にありました。
 

夫が、部下がもしかして? 大人の発達障害を知る

 

‛「発達障害ではさまざまな症状が出てくるが、根幹は一つ。人とのかかわりがうまくいかないということ」(宮尾院長)。
対人関係の悪化、仕事での失敗、「やる気がない」「ダメだ」と繰り返し責められるなどで、うつ病など「2次障害」を起こしやすいのも特徴’

 

私は先日精神科医に「あなたもADHDの特性が強いと思う」と言われました。


ですが、私は人とのかかわりに困難を感じていません。
周りに恵まれてきたのでしょう。

だったら、いいじゃない。

私は自分自身をラベリングするつもりはありません。

 


翻って、私の長男のアル。

彼は小学校2年生の時、病院で診断を受け、投薬治療をしていました。
その時、彼は担任の先生にこう言ったそうです。

「ぼくは、友だちとうまくやれないので、病院に行って薬を飲んでいます」

 

私はこの話を担任の先生からうかがった時、驚くと同時に自分が情けない、ふがいない、と感じました。

 

わたしと夫は、アルに、

教室から出てしまうなどの衝動的な行動や落ち着きない行動、注意がそれやすいこと

そういったことの対処の為に病院に行くんだよ、と話していました。

 

だけど彼は「そういった行動の結果、友だちとうまくやれなくなっている」という

「困難さ」をきちんと理解していたのです。

表層的な行動ではなく。

小学校2年生当時、彼とは意思の疎通が出来ないことが多くありました。

だから、彼は色んなことが「わかっていない」「見えていない」んだと思っていました。

だけど、彼は見えていて、それでも出来ないことに苦しんでいた。

それを説明する術を持っていなかっただけでした。

投薬は驚くほどの効果があり、彼が「わかっていた」ことがわかりました。

私はそれに驚き、またわかってあげていなかったことを悲しく思いました…

※なお、私は投薬を積極的には勧めていません。

※その理由については需要があれば書こうと思います。

 

 

彼は、もう10年近く対人関係で困難を感じています(今でもそうです)。

ヲタ友が欲しい、が悩みだといいますが、結局彼自身が「仲がいい」と思える友人が出来ないのです。

 

 

つい昨日も

「とても疲れた」

とラインが来ました。

 

 

うまくやらなくても良いよ

友だちは、いつかできるよ

そう返しますが、その言葉は彼を楽にするわけではないようです。

 

 

昨日の繰り返しになりますが
「困難があるかどうか」です。


「誰しもそういうところがあるよね」
と言うのは

そのとおりです。

 

 

 

「誰しもADHDの特性は少しは持っているけど、

対人関係に影響してしまうほどなのが発達障害」だと思います。
 

 

アルは、本人自身困難を感じていて、

本当に頑張っています。

これ以上頑張らなくていいよ、と声をかけたくなるほど。

 

誰しも持っている特性だけど

それが人より強くて、対人関係がうまくいかない。

それによって生きづらさを抱えている。

 

 

本人が生きづらさを抱えていないなら、それは「障害」では無い。

 

これは尊敬する精神科医の方の言葉です。

 

本人に生きづらさがあることが「発達障害」の要件だと思います。

 

 

”海外暮らし”をキーワードに
ブログ上にみんながそれぞれの
物語を綴っていく参加型コミュニティ
The Stories of Us
に参加しています
 
私の過去記事
「ADHDで偏差値35の息子がインター校で変わった話」
「定形発達?発達ボーダー?ADHD?次男の話」
 
良ければ読んでみてください💖