ヒトミです、こんにちわ。
寒い寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?日本海側では大雪が降り大変な事態になっていますね。無理はしないといけない時もありましょうが、お身体だけはお大事に十分お気をつけてお過ごしくださいね。さて、大阪や京都の市内というのは、そういう時でも底冷えはするものの、たくさん積もる!ほどには降り積もらない地域柄。チラチラと舞うとおお!と不謹慎にもちょっと嬉しくなってしまうのは、あたしだけではないのではないでしょうか?
そんなワクワクの気持ちを表した、和菓子がありました。
千本玉壽軒
千本玉壽軒は西陣織の街にある和菓子屋さんです。本家玉壽軒で修行された方が独立し、昭和13年に創業し、今は3代目になるのだそう。個人的には以前、西陣風味というお菓子を会社でいただき、それを食べて一人小躍りした経験があります(笑)それ以来、和菓子をお土産にという時は、数日の賞味期限がある千本玉壽軒の西陣風味と決めています。そして、ここのお店のもう一つの有名な和菓子がこちらです。
雪餅
真っ白な淡い雪のような美しさの和菓子です。
餅と言いながらも、お餅は使っておらず、薯蕷餡と黄身餡で作られたきんとんです。
黒文字を入れてみれば、中は淡い黄色の黄身餡が。カットしても淡く儚いビジュアルです。(断面撮ればよかったのですが、すっかり忘れそのまま胃袋に収まりました)
食べれば、繊細なきんとんがほろりとほどけ、ほのかなとろみとともに淡く消えてゆきます。まわりのきんとんはつくね芋を蒸しあげきめ細かく裏ごしし白餡と混ぜて作られた薯蕷餡でつくられていて、そのお芋の香りがしっかりとするのです。
つくね芋は下ろすととても強い粘り気がある芋なのですが、ほのかなとろみはその粘度から。独特の口溶けとお芋の香りが癖になります。中の黄身餡の上品なコクの甘さともよく合い、絶妙なバランス。つくね芋がこれだけ主張しているのにしっかり和菓子になっていて、しかもとても美味しくて、驚きました。
つくね芋は秋に取れるらしいのですが、すぐ食べるよりも少し置いた1〜2月が一番美味しくなるのだそうです。その一番いい季節にだけ作られるのが、雪餅。とてもわずかな期間だけいただける、貴重なお菓子で、もちろんお店では予約必須です。
が、実は、あたしはお店で買ったわけではありません。
京都高島屋のB1、入り口からすぐのところに、「京菓匠」という京都の和菓子屋さん数店舗の季節の上生菓子を取り扱うセレクトショップのようなお店があります。
そこで、1月2月に数量限定で販売しているのです!!京都高島屋すごい!!
2018年は2月1日〜14日と16〜25日に販売しているそう。
数量限定なので午前中行くのが吉です。(京菓匠公式HPはこちら)
とても繊細なお菓子なので、そろりそろりと持ち運んでくださいね。
ちなみに、他の和菓子店でも雪餅はあるそうなのですが、千本玉壽軒が一番お芋の味がして売れ筋よ、と店頭のおねえさんが教えてくれて、今回の購入となりました^^
おねえさんナイスアシストでした♪
季節の和菓子はこちらからもどうぞ。
一条店限定の皇室御用達の水羊羹
千本玉壽軒
住所:京都市上京区千本通今出川上ル
交通:市バス「千本今出川」下車徒歩1分
電話番号:075-461-0796
営業時間:8:00~18:00
定休日:水曜日