私が休みの間に、新しいバイトを採用した店長。
母を見送って翌日、2週間振りに職場に戻ると店長から「今日から働く事になったビッキーよ」と私に紹介してくれた女子の外見に戸惑った。
若干16歳にして、何と体重134キロ・・・

若いので膝の痛みなどないようであるが、さすがに動きに困難がある。
やはり動きは遅いし、レジから倉庫までの移動だけでもかなり疲れる様子を見せる。
彼女がレジに立つと誰も後ろを通れず、レジ場の足元にある紙袋が取れない始末。
これでは働く事に制限があるのは一目瞭然。

お腹の肉が前太腿の付け根まで垂れさがっているため、前屈や膝を付く事が出来ず、客が購入した商品を袋に入れる際は、袋を誰かが取ってやらねばならない事になる。
ナンデ店長、採用シマシタ・・?

そして2日目に入り、他のバイト達から「何であの子採用したん?」「動けんの?」という声が上がり始めた。
私は昨日、彼女に1日張り付いて研修していたのであるが、床に落ちた物が拾えなかった。
何かに掴まって一度あぐらをかき、そこから横たわる形で物を取る事は出来ると本人は言ったが、例えば床にペンを落としてしまったとして、客のいるフロアでそれが出来るのかと考えると、絶対に不自然なわけで、歩行可能であるというものの、これ以外の動作にかなり無理があると私は感じた。

うちの在庫室は狭いが天井が高い。
そのため、在庫の全てはハシゴを登って取らねばならない。
これを1日のうちに何度も何度も繰り返す。
トラックから卸された箱を運ばねばならない時もある。
そうすると上半身を前に倒さねばならず、これをどうするのだろうか・・
太っているので、あの子にはさせなくて良いと言うのか・・・絶対に同世代のバイトらから不満が出る・・
色々と考えてしまった。

が、これを店長に言うべきか否か・・
ここまで太っていたら、絶対に職場における行動に無理があるのは分かっていたハズ。
しかし、店長は「チャンスを与えたかってん」と言う。
同情で採用・・・

今後ここで痩せて行くならチャンスを与えてよいのかも知れない。
しかし、休憩時間にはフィッシュアンドチップスとコーラ、合間合間の休憩にはチョコレートバー・・
16歳の若さで、医療的処置がなされておかしくないレベルの肥満に、私はショックにも似た感覚を持ってしまった。
今更、食生活の制限や改善は不可能なのだろうか・・

明日からまた研修につく。
彼女が出来る事は何なのか・・早よ見つけなアカン・・・

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